スグに出来ると思ってた?吉原遊郭で遊女と寝るためのしきたりと、そこに込められた意味 (3/5ページ)

Japaaan

まぁお互いそれなり以上に気に入って、どうにか初会を通過すると、お次は意地の「裏返し(うらがえし)」。

前回は意地を張ってあんな態度をとってしまったけれど、そこまで熱心に想って下さるのであれば……と、少し心を開いてくれたのか(そういう演出で)、座る向きだけはこっちを向いてくれます。

でも、まだ恥ずかしいようでやはり一言も口を利いてくれず、緊張で喉も通らないのか(そういう演出で)食膳にも箸はつけません。

(……よしよし、ここまでくればあと一息……)

そして三度目でようやく「馴染み(なじみ)」。めでたく夫婦(めおと)の絆が結ばれ、二人は床入り(※)を果たすのでした。

喜多川歌磨「寫上手本絵の姿見 玄宗貴妃比翼笛之図」

(※)初会や裏返しでも泊まっては行くのですが、遊女とは別々の布団。誘惑に負けて夜這いなどかけようものなら、たちまち用心棒につまみ出されて出入り禁止です。

ちなみに、「馴染み」となったら擬制とは言え夫婦ですから、他の遊女への「浮気(指名)」は厳禁(裏返しの段階まではOKですが、同じ店だと気まずそうですね)。

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