スグに出来ると思ってた?吉原遊郭で遊女と寝るためのしきたりと、そこに込められた意味 (4/5ページ)

Japaaan

同じ店ではもちろんのこと、もし他の店に出入りしていることがバレたら、キツいお仕置きが待っています。

……お疲れ様でした。

遊女たちへのリスペクト

以上、一見さんが吉原遊郭で遊女と寝るまで三夜がかりのプロセスを紹介しましたが、これはすべての店、すべての遊女がそうだった訳ではなく、よほど惚れ込んだお客であれば初会の晩に床入りした例や、また時代が下るにつれて簡略化していったそうです。

(遊女によっては、あまりお高くとまっていたら、客がつかない事情があったのかも知れません)

それにしても、このお見合いのような回りくどいしきたりが何故生まれたのかと言いますと、客の質(経済面や人格面など)を確保する目的に加え、遊女に対するリスペクトがありました。

現代の風俗産業でもそうですが、性を売る女性というのは、そのほとんどが好き好んで(好奇心など)ではなく、経済的困窮から苦界に身を投じています。

「アンタも辛い思いをしてきたンだネ」たくましく生きる遊女たち(イメージ)

故郷で飢えに苦しむ両親や兄弟たちを助けるため、女衒(ぜげん。遊女専門の人買い)に我が身を売って江戸・吉原へとやってきた女性たち……そんな事情を知っているからこそ、性を買う男性側も、遊女たちを蔑んで扱うようなことはありませんでした。

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