スグに出来ると思ってた?吉原遊郭で遊女と寝るためのしきたりと、そこに込められた意味 (5/5ページ)

Japaaan

(もちろん例外はいたでしょうが、カネにモノを言わせて遊女たちを侮辱するような手合いは、誰からも相手にされなかったことでしょう)

だからこそ、遊女の中には身請けされて客と結婚する事例も少なからずあり、これは娼婦(売春婦)を堕落した存在として軽蔑する西洋人にとって不思議でならなかったと言います。

どんな世界にいようとも、惚れた相手と結ばれたいもの……美談ばかりじゃ生きてはいけない苦界ですが、どれほど大金を積もうと、心までは買えません。

人間の欲望が渦巻く遊郭だからこそ、せめて二人の絆にだけは(たとえお芝居であっても)純粋さを求めたい。そんな願いが込められているように感じられます。

吉原遊廓についてのそのほかの記事

※参考文献:
安藤優一郎 監修『江戸の色町 遊女と吉原の歴史』カンゼン、2016年6月
小野武雄『吉原と島原』講談社学術文庫、2002年8月
小林よしのり『ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇』小学館、2014年1月

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