「疲れ果てたおばあさんが『席を譲って』と頼み込むと、中年男性が大激怒。怒鳴られているうちに彼女は...」(千葉県・50代女性) (2/2ページ)
すると父親の隣に座っていた男性がスッと立ち、おばあさんに席を譲りました。
おばあさんは礼を言って座りましたが、父親はまだ怒りが収まらないのか、
「すぐそばに優先席があるじゃないか。どうしてそこに行かないんだ。年寄りだと思って、甘えるな!」
と、まだ文句を言っていました。おばあさんは、また平謝りしていました。
「ごめんね、ボク。悪かったね。ほんとに疲れてて、つい言ってしまったの。悪かったね」
その言葉を、繰り返しています。
怒られているうちに、おばあさんは一駅乗り過ごしてしまいました。
「大丈夫!おばあさんは悪くない」しか、言えなかった私と共に降りたおばあさん。すっかりしょげています。
「大丈夫!おばあさんは悪くない」
私は、そう声をかけるので精一杯でした。

なぜあの時、サラリーマン風の父親にちゃんと言えなかったんだろう。
「おばあさん、謝ってるじゃないですか。たとえ優先座席であろうとなかろうと、席を譲ってあげるのが、マナーですよね。息子さんが疲れてるのなら、お父さんがかわってあげるなり、二人共疲れているのなら『スミマセン。こちらも疲れてるので』で済みますよね。どうしてそこまでおばあさんを責めるのですか?」
今でも、満員電車のおばあさんの小さな背中を思い出し、悔やむことがあります。
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