え、キモ……。イケメンと花火大会に行って幻滅したワケ (3/5ページ)
か、彼女おるんかね〜? おるよね、おるおる! こんなイケメンに女がおらんわけないがよ!
「メリーちゃん」 「ん⁉(やべっ! じっくりと見過ぎた⁉)」 「明後日の花火大会、一緒に行かん?」 「え⁉ 良いよ(行く行く行く! おっしゃ! 行くぜ〜!)」
この夏、でっかい花火打ち上げちゃう予感しかない!
「メリ! そろそろ帰らなきゃ」 「待って! 一緒に帰るよ」
原付に跨っている私のところにヒロ兄が小走りで駆け寄ってきた。
「メリーちゃーん、ケイと花火大会行くんか?」 「あ、はい……」 「そりゃええことじゃ! 実はテツジに同級生の写真見せてもらってのう、ケイがメリーちゃんに会いたがったんじゃ!」
えええええ? マジか? これは勝ち戦か⁉
「でな、でな、あいつチェリーなんじゃよ! よろしゅう頼むわ〜(笑)」
えええ? あんなイケメンが⁉ んなバカな! 私のことからかっているんだこの人。 ていうか、本州の男性ってなんでメリーって呼ぶわけ? メリだっちゅうねん。 ……ま、どうでもいいわ! それよりもう絶対に両思いっしょ!! あーーーー! ドキドキ止まんな〜♡
アバンチュールな妄想をしながらウッキウキで帰宅をしたのでありました。
■ついに花火大会。……本気の恋って?
花火大会は浴衣で……♡ なんて、超暑い南国じゃ浴衣着ている女子は皆無! 3秒で滝汗流れて、はだけるつうの。
私はハイビスカス柄のワンピースに青いアイシャドーをまぶたにこれでもか! と塗ったくり、ケイ君のお迎えを待っていた。
「お待たせ!」
おおおお! 70ccのバイクで登場や! 50ccの原付免許しか取れない、島の高校生とは違う! 大人や! カッコいいいい♡
「後ろに乗って」と渡されたヘルメットをすっぽりと被り、ケイ君の背中に掴まって、秘密の花火鑑賞スポットに向かった。
夜の海岸通りを走る。