え、キモ……。イケメンと花火大会に行って幻滅したワケ (5/5ページ)
生々しくてなんかキモっ!!!
私をエスコートしてくれるスマートな大人の男性はそこにはいなかった。
いや、はじめからそんな人はいなかったんだ。大人の男性にエスコートして欲しいなんて一方的な願望だったんだ。
ケイ君は顔を真っ赤にして「俺、メリーのこと好いとーから」と言いバイクにまたがると、こちらを振り向かず指でグッドサインをつくり立ち去った。
だっさ!!!!!!
後日、カズヨと「あの夜の報告会」をした。
「メリどうだったのよ?」 「ないわ、なんかキスしたらキモくて! そっちはヒロ兄と花火行ったんでしょ?」 「行ったよ、そしたらなんと彼の地元から彼女が偵察に来てて修羅場! 私何もしてないし!」
“恋に恋い焦がれ恋に泣く〜” CDデッキからはGLAYが流れてきた。
その後、ケイ君からの電話に盛大に居留守を使い(連絡手段が家電だったのです)、「俺、メリーのこと絶対迎えに行くけん!」なんてどアツいラブレターをもそっ閉じスルーし、恋の花火はあっさりと散った。
「あ〜!! 本物の恋がした〜い!」
■イタい恋から得た教訓「恋はするものではなく、落ちるもの」
恋がしたい、彼氏が欲しい。そんな気持ちで動いても恋に恋しているだけなんだなぁ。やっぱり恋というのはするものではなく、落ちるものなのです。ゆえに、恋に落ちてないとほんの少しのことで、気持ちは萎えてしまうのですよね。
目の前にいるのは等身大の大学生男子なのに、「大人の男性」「垢抜けてる」「エスコートしてくれそう」とフィルタリングをした上に理想化し、相手のことを何ひとつ見ていなかった私。
「ハイスペが良い!」と理想の男性を探している貴女、外側ばかりを見るのではなく等身大の本質を見なくては、相手のことを傷つけてしまうだけだとお伝えしたいです。
男性というのは、好意のある女性に対して背伸びして良いカッコをしたいものですから、その背伸びの部分を相手の等身大だと思い込んでしまうのではなく、「私のために背伸びしてくれているのね」と気がつかないフリをして愛でてあげるのが大人の女ちゅーことでしょうな。
今や大人チェリー坊やにドン引きするどころか、「おほほほ、怖くないわよぉ」とウェルカムな大人になってしまいました。あれから2X年、嗚呼遠くへ来たものだなぁ(トオイ目)。
皆様、今しかない青春をお楽しみくださいませ。 どでかい恋の花火を打ち上げんだぜ。
(文・神崎メリ、イラスト・菜々子)