次期総理候補の「カネと本性」黒塗り身上書(2)強気発言の裏に「プランナー」が (1/2ページ)

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次期総理候補の「カネと本性」黒塗り身上書(2)強気発言の裏に「プランナー」が
次期総理候補の「カネと本性」黒塗り身上書(2)強気発言の裏に「プランナー」が

 8月26日に他候補に先駆けて出馬会見を開いたのが岸田文雄前政調会長(64)だった。その壇上で、岸田氏は党役員人事を「1期1年、連続3期まで」と強気の発言。このことが党内外で大きな波紋を呼んだ。

「これは、5年間も党幹事長職で文字通り金庫番を務める二階俊博幹事長(82)に引導を渡す強烈な先制パンチとなりました。このほか、公文書改ざん、財務官僚の自死者まで出た森友学園事件に関し、『国民の納得するまで説明する責任がある』など発言したほか、選挙法違反で逮捕された河井案里事件で、党の金庫から払われた1億5000万円の資金に関しても『精査すべき』と再調査を匂わせるなど、強気の発言を連発。『もはやマイルド岸田は返上だ』と党内でも高評価でした」(政治部デスク)

 この先制攻撃に対し、菅義偉総理(72)はまさかの不出馬宣言をかまし、城明け渡しの挙に。

「そのため岸田陣営は、不戦勝だと万々歳。岸田派の若手議員などは『開戦前の無血開城だ』と、祝勝会を開くほど大喜びしたようです。ただ、残念ながら河野太郎行革相と戦うことまでは想定していなかった」(自民党幹部)

 とんだぬか喜びとなったが、いつになく強弁の岸田氏に実は黒幕の存在も‥‥。政治ジャーナリストが明かす。

「実は岸田陣営が強気だったのは、背後に選挙プランナーの存在があったからです。

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