今さら聞きにくい、ふるさと納税の基本。やり方・仕組みを解説! (1/3ページ)
今回のお悩み「ふるさと納税ってそもそも何?」
周囲の人がふるさと納税をしていて自分も気になっています。でも、ふるさと納税に関する知識がゼロ……。そもそもこれってどういう制度ですか? やり方など、基本的なところを教えてください!
■ふるさと納税は「自治体への寄付金制度」
ふるさと納税というと皆さん、“うれしいもの”が送られてくるというイメージが大きいのではないでしょうか。それも間違いではありませんが、正しくは「自治体へ寄付し、寄付のお礼として返礼品がもらえる」という寄付金制度です。
そして、寄付した分だけ住民税や所得税が控除されることも特徴。ただし控除される額は収入や家族構成によって異なります。そのため、まずは自身の上限額を知ることからスタートしましょう。
もし上限を知らずにふるさと納税をすると、オーバーした分はただの高いお買い物になってしまうのです。ポータルサイトで簡単にシミュレーションができるので、これから始める方はそこからチェックすることをおすすめします。
また、自己負担額があることも特徴のひとつ。例えば5万円がふるさと納税の上限だった場合、2,000円は自己負担で、残りの4万8,000円が控除対象になります。そして、プラスアルファでお礼がもらえるという仕組みです。
◇上限額は毎年チェックして
先ほどお伝えした通り、ふるさと納税の上限は、年収はもちろん、家族構成によっても変わります。また、全体で控除できる金額が決まっているので、年収が変わらなくても住宅ローンなど他の控除が生じた場合にも変動します。
そのため「去年こうだったから」と安心するのではなく、毎年しっかり確認する必要があるといえます。
◇自分に合ったサイトを選んでよりお得に!
ふるさと納税の自治体は、大手のECサイトや専門サイト、百貨店のサイト上などにまとめられています。