歴史が塗り替えられるかも。12万年前に人間が服を作っていた痕跡がモロッコの洞窟で発見される (2/5ページ)
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モロッコのコントラバンディエル洞窟で発見されたスパチュラ(へら)らしき道具 / image credit:cell
モロッコ、コントラバンディエル洞窟の発掘中に、実際の衣服が見つかることは期待できない。10万年以上も前の革や毛皮の服が、現在まで朽ち果てずに残っているはずはないからだ。
しかし、衣服の痕跡についていたシラミのDNA分析から、このシラミは8万3000年から17万年前のどこかで、人間のアタマジラミから進化した可能性があることがわかった。
つまり、その起源は現生人類がまだアフリカだけで生活していた頃にさかのぼり、人類がかなり昔からずっと、衣類を作っていた証拠になる。・動物の骨から作られた道具
『iScience』誌(2021年9月16日付)に発表された詳細によると、ハレット博士ら研究チームは、モロッコの大西洋岸にあるコントラバンディエル洞窟から、数十年以上にわたって発掘された動物の骨を詳細に調べたという。
これらの骨は、紀元前12万年から9万年にさかのぼる地層の中から発見され、そばには当時、洞窟を使っていた人間の遺骨も見つかった。
回収された62個の動物の骨のいくつかは、明らかにさまざまな用途のために加工されているものがあり、中でもそのうちのひとつが研究者たちの目を引いた。
これは、ウシの肋骨を曲げて端をスパチュラのようなへら型にした頑丈なものだ。