あんなに安かったのに、なぜ? 今や唯一の「旧3級品」...増税前に、沖縄限定たばこ「うるま」の歴史を振り返る (2/4ページ)

Jタウンネット

ソフトパッケージ。封かん紙は、サンゴ礁をイメージした?

21年9月現在の価格はひと箱500円。

旧3級品に「安いたばこ」のイメージを持っている人は、驚いたかもしれない。たしかに、85年施行の「たばこ税法」により、「旧三級品」には税率の特例が適用され、価格が抑えられてきた。ほかのたばこと比べて、100円以上安いこともあったのだ。例えば、うるまは18年10月時点では、ひと箱360円だった。このころのメビウスは、480円だ。

しかしその特例も2015年に撤廃が決まり、段階的に税率が引き上げられることになった。

旧3級品の中で現在も残っているのが「うるま」一種だけになっているのは、この特例税率の撤廃より、手ごろな値段での販売が難しくなったことも大きい。

「わかば」などの廃止が発表された19年7月24日付けのプレスリリースでは、以下のような説明がなされている。

「旧3級品特別たばこ税率撤廃により、大幅に値上げせざるを得ず、お求めやすい価格での販売が困難となります。このため、10月以降、売り尽くしをもって販売を終了し、廃止することといたしました」
「旧3級品銘柄の一つである「うるま」については、その他銘柄同様に税額分として大幅な値上げを予定しておりますが、沖縄県地域固有の銘柄であり根強い支持をいただいておりますため販売を継続いたします」
「沖縄限定」のワケは?

そもそも、なぜ「うるま」が沖縄固有の銘柄なのかというと、もともと沖縄の企業が作っていたものだからだ。

1960年、当時まだ米軍の占領下にあった沖縄で、紙巻きたばこ「うるま」は誕生した。たばこの歴史を扱う書籍「たばこパッケージクロニクル」(たばこと塩の博物館監修)の「沖縄の本土復帰とたばこ」というコラムには、こんな記載がある。

「(占領下の)間、専売制度から離れた沖縄のたばこ産業は、民営産業として地道な発展を遂げていた。
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