【にじいろの食育スクール開催レポート第7弾】栄養学博士&医学博士による一般向け第7回webセミナーを開催:「ビタミンD足りてますか?」 (4/7ページ)
魚は干物やふり塩をしている物は食塩を摂り過ぎてしまうので、味付けされていないものをお勧めします。魚のほかにもきのこ類、卵、牛乳にも少しだけ含まれています。
(図4)
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5.妊娠とビタミンD
ビタミンDは骨の健康以外にも様々な働きがあることが明らかになってきており(図1)、妊娠中のビタミンDの欠乏や不足はお母さんご自身や生まれてくるお子さんの様々なリスクと関係しているという報告があります(2)。ところが、日本人の妊娠中の女性のビタミンD状態を調べた研究では、ビタミンD欠乏者(血中25(OH)D濃度が20ng/mL以下)の割合が4月で約9割、10月で約5割と、非常に多くの方がビタミンD欠乏状態であることが示されました(3)。したがって、ビタミンDは妊娠時に注意が必要な栄養素であると言えます。
様々な研究結果をまとめてみると、妊娠中にビタミンDをサプリメントで補給することにより、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、低出生体重児(体重が2500g未満の出生児)のリスク低減があるなど、ビタミンDには様々な効果が期待できることがわかってきました(4)。ただし、サプリメントをどのくらい摂ったらよいかはまだ明らかになっておらず、今後の研究結果に注目したいところです。
以上をまとめますと、日本人の妊娠中のお母さんの多くはビタミンDが不足しており、食事からのビタミンD摂取や適度な日光浴を積極的に行う必要があります。食事や日光浴にも限界がありますので、不足分をサプリメントで補うとよいと思います。ママと赤ちゃんの健康のためにビタミンDを気にしてみてください。ただし、ビタミンDだけとっていれば健康になれるわけではありません。