3Dプリンターで、なんでも簡単に作れると思うなよ! フィギュア製作者が語る「現実の厳しさ」 (2/3ページ)

Aurélienさんがみせてくれた、動物をモチーフにしたオリジナル作品はつい見入ってしまうほどのクオリティ。これらの制作にも、並々ならぬ苦労があったのだろうか......。
「現実の3Dプリンター」の難しい点を尋ねると、Aurélienさんは次のように語った。
「人型のフィギュアをつくる場合、塗装のことを考えてパーツごとに分割する必要があります。例えば、前髪のパーツが顔にかかっていたら、前髪と顔の間のおでこの部分はとても塗りにくくなりますよね?なので、普通は『顔』『前髪』『後ろ髪』『腕』『脚』みたいな感じで、体のパーツや服ごとに分割してから3Dプリントして、出力、塗装してから再度パーツをくっつけます」「ですが、3Dプリントするときにパーツが膨張したり、あるいは収縮したりして、うまく合わなくなることがよくあります。パーツが合わないときは、データを再度修正するか、地道にパテ、やすりなどを使って直していくしかありません」
なるほど、「プリンター」と聞くと着色されたものが出てくると思ってしまうが、実際は、出力した後に手作業で塗装する必要があるのだ。
そのため、パーツごとに出力しなくてはならず、投稿のイラストのように「合わないパーツ」現象が発生してしまう。
「おもしろおかしく描きましたが...」
そもそも、通常のプリンターもテキストや図などのデータがないと印刷できないように、3Dプリントにも「モデルデータ」が必要。そのため、何かを作るためには自分で3Dモデリングを学習するか、ネットで販売されているデータを購入しなければならない。