【調査分析】コロナ禍で、はたらく人は何に悩んでいるのか?~相談件数は51%増加。従業員支援プログラムに寄せられた、はたらく人の相談12,545件の傾向分析~ (3/9ページ)

バリュープレス

「子どもの教育問題」と「職場の対立関係」に関する相談が21%減少、続いて「金銭問題」が11%減少、「育児の問題」が6%減少、「仕事と家庭の両立」「家族・パートナーの身体的健康」には増加も減少も見られませんでした。(表2)

「仕事と家庭の両立」と「家族・パートナーの身体的健康」は、コロナ禍の2020年度内は一旦減少に転じましたが、2021年上半期ではコロナ禍以前の2019年の水準となりました。出社勤務日の増加との連動や、コロナの長期化で生じる「家族のコロナ疲れによる心身への影響」との関連が推察されます。これらの結果から、テレワークは、家庭内のワークスペース確保や外出制限による家族や子どもとの生活リズムの違いによるぶつかり合いといった家庭の問題を引き起こす要因となり得る一方で、従前バランス維持が難しかった「仕事と家庭の両立」や、「子どもの教育・育児問題」への対処を容易にする要因、たとえば家族と接する時間が持てる、通勤時間減等の時間的効率性向上といったメリットが影響している可能性が窺われます。

「職場の対立関係」については、コロナ禍において一旦減少しています。これはテレワークにより対立関係者との直接的・物理的接触の減少が影響している可能性があります。しかしながら、全体としては、「仕事上の対人関係」の相談件数は増加していることから、テレワークによって生じた物理的な距離は、一時的な対人関係改善であったことが予想されます。


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相談内容のキーワードは「仕事」と「プライベート」の相互関係

相談内容や件数の変化をさらに深堀すべく、2020年度の相談内容記述をベースに、単語の頻出度や関係性の分析(テキストマイニング)を行いました(図2)。

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