【調査分析】コロナ禍で、はたらく人は何に悩んでいるのか?~相談件数は51%増加。従業員支援プログラムに寄せられた、はたらく人の相談12,545件の傾向分析~ (8/9ページ)
【メンタルヘルスの観点からウィズコロナ、アフターコロナにおいて企業として有効な施策】
●一次予防(発生予防)
・状況変化に応じた情報を適時こまめに発信し、変化への不安を逓減すること
・急な環境変化に柔軟に適応するための、従業員の心理的柔軟性やレジリエンスの向上を推進すること
・ラインケアを強化し、従業員の心理的安全性を担保し、対人関係改善を図ること
・テレワーク中の異動者、入社者に対しては、こまめなコミュニケーションと適切なラインケアの実施をすること
・テレワークを前提に、個々の従業員が発信型かつ意識的なコミュニケーション方法を身に着けること
・家族・パートナー関係が及ぼす業務パフォーマンスへの影響を予防するため、外部相談リソースの確保と提供
●二次予防(早期対処)
・従業員の身体的安全性に関する各施策を適時周知し、心理的不安逓減と早期対処の準備をすること
・こまめなラインケアの実施を推奨し、心身不調者の早期発見と対処に心がけること
●三次予防(再発防止)
・心身不調者に対しては、早めに医療を中心とした専門家と連携すること
・休養・休職者の復帰時は、コロナ禍の特徴的な傾向を踏まえた再発予防策の検討を十分行うこと
本調査では、コロナ禍による「仕事」「プライベート」両面での負の影響が反映された結果となりました。他方、新たな生活様式、とりわけテレワークにより、家族関係、仕事と家庭の両立、職場での人間関係改善といった正の要因がある可能性が示唆されました。
従業員の仕事とプライベート両面の課題解決のサポートを含めたメンタルヘルス対策や職場のコミュニケーションの改善策を実施することは、サスティナブルな企業活動を支える上で大変有益なものとなるでしょう。
今後もピースマインドでは、はたらく人と組織のウェルビーイングに寄与する研究、ソリューション開発、サービス提供を進めてまいります。