知らないと損! 「年末調整」って結局何をしている? (1/3ページ)

マイナビウーマン

知らないと損! 「年末調整」って結局何をしている?
知らないと損! 「年末調整」って結局何をしている?

今回のお話「年末調整って結局何を“調整”しているの?」

そろそろ年末調整の時期。毎年何となく手続きをしつつも、そもそも年末調整って何をしているのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。名前を書いて指示された箇所を埋めるだけになっている人は、もしかしたら本来は「戻ってくるお金」があるかもしれません。ここで一度、年末調整についておさらいしましょう。

■年末調整は「所得税の調整」

年末調整といえば、年末に会社から送られてくる堅苦しい書類……という認識しかない方も多いのではないでしょうか。会社員の場合、会社の総務部などが年末調整を請け負ってくれていますが、必要な書類を添付して送り返すだけなので、実際に何をしているのか分かりにくいですよね。

年末調整とは、所得税の調整のことを言います。所得税はその年の所得に応じて支払う必要がある税金ですが、会社員の場合は毎月の給与から天引きで先払いしているパターンが多いです。

給与が上がると所得税は高くなりますが、所得税には「所得控除」という所得税を減額するための制度もあります。年度内に給与額が変わった場合や、控除を反映した場合の所得税の差額を調整するのが、会社が行っている年末調整の目的です。

■年末調整で戻ってくるお金って?

年末調整によって戻ってくるお金は、控除を適応した結果、払いすぎていた分の税金である場合が多いです。

所得税は「所得×税率」で決まるので、所得の金額によってその年の納税額が決定されます。そして、所得控除が適用されると、所得税は「(所得-所得控除)×税率」という計算になり、納税額が少なくなるのです。

例えば、所得が2,400万円以下の人なら「基礎控除」が適用され、48万円分の所得が控除されます。会社から得た給与額から基礎控除分48万円を差し引いた額が、今年の課税分所得額になるという計算。

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