重要文化財の運送レポ!日本有数の仏像「聖徳太子童形立像(孝養像)」が運送業者に運ばれる一部始終に潜入 (4/5ページ)

さながら「ニュートラルコーナーの虚無僧」のように、手と頭を白い梱包材で包まれた聖徳太子像。ご住職も、心配そうに見守っています。

梱包された後、像は仰向けに倒され、特注された木枠に寝かされます。その上で、腕や衣の裾などの突き出た部分が折れないように、木枠を固定していきます。
移動の際、揺れても動いて壊れることのないように「ギュッ」と固定する必要があります。しかし、その力を込めすぎてしまうと、運送より前にこの場で傷つけるリスクも。

インパクト(電動ドライバー)をつかって像を木枠に抑え込む際、百戦錬磨である日通の方の口からも「あぁ、緊張する」の声が漏れます。
それでもさすがのプロの技が光り、過不足のない圧力で聖徳太子像がしっかり木枠に固定されたのです。
最後に、像を木枠ごとこちらも特別に作られた箱へ入れ、梱包が完了。