カレーを最初に食べた日本人は元白虎隊隊士!?カレーがイギリスを経て日本に定着するまで (2/3ページ)
山川健次郎は戊辰戦争を生き延びた後、東大総長まで上り詰めた学者です。彼の人生の詳細はここでは割愛しますが、彼が明治3年(1870年)にアメリカ留学する際に、船上で注文したそうです。
その時の様子は『山川老先生六十年前外遊の思出』(1931)に書かれており、抜粋しますと…
何しろ西洋の食べ物なんて云うものは食べた事がない。あの変な臭ひがするのがまづ第一に困って、船に乗っても食はないで居ると、船の医者が飯を食べにゃいかんと勧めて呉れたが、しかしどうしても食ふ気になれない。それで私は始めにライスカレーを食って見る気になって、あの上につけるゴテゴテした物は食う気になれない。それでその時杏の砂糖漬があったから、之を副食物にして米飯を食し、飢え凌ぎましたこともありました。
とあるので、実はルーの部分は残したようですね。正確には「カレーを食べた」というより、「カレーを注文した」初めての人といった方が正確かもしれません。ただ、一口ぐらいだったら口をつけたのではないかとは思いますが…。杏の砂糖漬けで凌ぐとは何とも涙ぐましい…。