お前らには屈しない!死を覚悟の「お尻ペンペン」で人間の誇りを守り抜いた武将・調伊企儺 (4/4ページ)
からくにの きのへにたちて おほばこは ひれふらすも やまとへむきて
韓国(からくに)の 城(き)の上(え)に立ちて 大葉子は 領布(ひれ)振らすも 日本(やまと)へ向きて
【意訳】新羅の城に囚われている私ですが、首にかけた布が振れる=ひれ伏すのは日本の方角……祖国への愛情は、いつまでも失われません。
夫と息子を喪って、待っているのは凌辱か死か両方か……それでも日本への愛情を忘れない、そんな思いを詠んだ(恐らくは辞世の)歌に、人々は涙したそうです。
人間、誰でも我が身は可愛いけれど、たとえ死んでも(殺されようと)捨てられないものもある……調伊企儺たちの最期は、あくまで人間としての誇りを守り通した教訓として、現代に伝えられています。
※参考文献:
宇治谷孟『日本書紀 (下)』講談社学術文庫、1988年8月 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年4月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan