吸血鬼伝説が誕生した理由は「病気」と関係している (3/5ページ)
もうひとつは、ナイアシン(ビタミンB3)や、トリプトファンというアミノ酸が不足することで引き起こされる「ペラグラ」という代謝内分泌疾患だ。
トウモロコシ食品やアルコールの摂り過ぎによって引き起こされることが多いという。ヨーロッパ人がアメリカ大陸に到着したのち、トウモロコシをヨーロッパへ持ち帰った。
しかし、彼らはトウモロコシの重要な下準備のステップを省いてしまった。本当はペラグラの危険性を減らすために、トウモロコシを洗い、石灰水もしくはアルカリ水を使って「ニシュタマリゼーション」という処理を行わなくてはならないのだ。
ペラグラは、大敵の4Dを引き起こす。つまり、皮膚炎、下痢、痴呆、死だ。日光に異常に過敏になり(これも、吸血鬼の特徴)、死人のような皮膚になってしまう者もいる。
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・18世紀、吸血鬼伝説が大流行
さまざまな病気が、吸血鬼伝説とつながりがあることがわかったが、だからといって、この伝説が実際にどうやって生まれたのかについての説明にはなっていない。
例えば、ペラグラが東ヨーロッパで発生したのは、吸血鬼伝説が広まってから数世紀もたった18世紀になってからのことだ。