吸血鬼伝説が誕生した理由は「病気」と関係している (2/5ページ)
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・吸血鬼はいくつかの病気の原因とされていた
彼らは、さまざまな問題の原因とされ、細菌やウィルスという概念が存在しなかった時代、特に病気の原因と決めつけられた。
学者たちは、さまざまな病気と吸血鬼との関連について、いくつかの説を打ち出している。
吸血鬼に関する信仰は、時代と共にどんどん変化していて、吸血鬼神話の起源が、たったひとつの病気から始まったということはないように思われる。
だが、次のふたつの病気は、確かに密接な結びつきがある。ひとつは、ラテン語で"狂気"を意味する狂犬病だ。
これは、かなり昔から知られていた病で、噛まれることで動物から人に感染し、明らかに吸血鬼の古典的な特徴を表わしているといえる。
ほかにも興味深いつながりがある。この病気のおもな症状のひとつは、水を怖がるハイドロフォビアだ。
食道の筋肉がひどい痙攣を起こすため、狂犬病患者は飲み食いすることを避けるようになり、自分の唾を飲み込むことさえ嫌がり、結果的に口から泡を吹くようになる。
伝説では、吸血鬼は他者に運んでもらったり、なんらかの手助けがないと、流れる水を横切ることができないという。
この症状につながる解釈ではないだろうか。さらに、狂犬病患者は光を怖がり、睡眠パターンが逆転して攻撃性が増す。さまざまな民間伝承で伝えられていることは、吸血鬼の特徴を表わしている。