江戸っ子たちの人気スポット!年間20万人が楽しみにした「大山詣り」の魅力を紹介 (1/5ページ)
江戸時代、治安を維持するなどの目的から、原則として庶民の旅行(居住地域を無断で離れること)は禁止されていました。
ただしお伊勢参りなど信仰上の理由であれば旅行の許可が出され、庶民たちの大きな楽しみとなっていたようです。
さぁ通行手形も貰ったし、いざ出発……と言いたいところですが、お伊勢さんは流石に遠くてしんどいなぁ……と思ったそこのあなた(なんせ移動は徒歩が基本ですからね)。
代わりと言っては何ですが、江戸から徒歩で2~3日という快適アクセスの大山(おおやま)詣りはいかがでしょうか。
相模国のパワースポット大山ってどこ?という方向けにざっくり説明すると、現代で言えば神奈川県の厚木市・伊勢原市・秦野市にまたがっており、昔の表現では相模国愛甲郡と同大住郡の境目に当たります。
縄文時代の祭祀用土器が発見されていることから古来信仰の聖地として知られ、その中腹に鎮座している阿夫利(あふり)神社は、大山の別名である雨降(あふり)山の通り、雨乞いの神様として崇敬を集めてきました。