咄嗟に体が動いた。保安検査場の職員がベルトコンベアを飛び越え、窒息状態の赤ちゃんを救う

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咄嗟に体が動いた。保安検査場の職員がベルトコンベアを飛び越え、窒息状態の赤ちゃんを救う
咄嗟に体が動いた。保安検査場の職員がベルトコンベアを飛び越え、窒息状態の赤ちゃんを救う

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 アメリカ・ニュージャージー州にある空港の保安検査場で、セキュリティゲートを通過中の母親が連れていた乳児が、窒息を起こす事態に見舞われた。

 パニックに陥った母親が泣き叫ぶ声を聴き、咄嗟に行動を起こしたのは、TSA(米国運輸保安局)職員の女性だ。

 ベルトコンベアを飛び越え、ハイムリック法を使って乳児の息を吹き返させることに成功した。彼女は過去10年間救急救命士として働いていた経験があった。

・TSA職員、窒息起こした男児をハイムリック法で救う
 ニュージャージー州ニューアークにあるニューアーク・リバティー国際空港の保安検査場で、セキュリティゲートを通るため、カーシートのベビーキャリアにのせていた生後2か月の乳児を抱え上げた母親は、我が子が息をしていないことに気付き、パニックになった。

 男児は喉にものを詰まらせたようで、窒息を起こしていたようだ。

 少し離れた距離にいたTSA(米国運輸保安局)職員のセシリア・モラレスさん(34歳)は、乳児の危機を察知し、ベルトコンベアを乗り越えて救助に駆け寄った。

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 セシリアさんはハイムリック法を使い、男児の顔を下にした状態で自分の腕に男児の体を預け、背中を軽く叩いた。

 1回目は無反応だったが、男児は2度目で無事に息を吹き返し、声をあげた。

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・セシリアさんは救急救命士としての勤務経験があった
 周りの搭乗客や職員が見守る中、ハイムリック法で乳児の命を救ったセシリアさんは、TSA職員として勤務を始めてまだ2か月しか経っていなかった。

 だが、以前はニュージャージー州北部でEMT(救急救命士)として10年の経験を持つベテランだ。

 それだけに、危機を目の当たりにして咄嗟に体が動いたようで、適切かつ迅速に対応することができたようだ。

 後日、その様子を捉えていた保安検査場の監視カメラ映像がインターネット上で拡散したセシリアさんは、メディアの取材に応じ、このように語った。
最初、ベルトコンベア越しに母親に指示を与えていたのですが、母親はパニックになっていて、うまく指示に従うことができない様子でした。

それを見て、私が直接手助けしなければ子供の命が危ないと感じたのです。過去の経験上、考えるより先に体が動きました。

実際に、自分が誰かの命を救うのを後から動画で見たのは今回が初めてです。驚異的でした。

自分がした訓練や経験が役に立ったと実感しました。子供が助かってよかったです。
 なお、セシリアさんに救われた男児は、その後到着した救急隊員によって酸素を与えられた後落ち着きを取り戻し、放心した様子の母親に代わりセシリアさんに抱えられてセキュリティゲートを無事に通過したという。

 男児の母親は、我が子の命を救ってくれたセシリアさんを「ヒーロー」と称賛し、涙を流して感謝の言葉を伝えたということだ。

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TSA agent saves baby boy
written by Scarlet / edited by parumo


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