ネットフリックス『浅草キッド』も大ヒット!74歳・ビートたけしに学ぶ「生きる気力のわく」名言&毒舌 (2/3ページ)

日刊大衆

でも、たけしさんは“夢を言い訳に使うヤツが多くて、ロクに努力してねえじゃねえか”と」

 期待や夢がかなうほど人生は甘くない、という思いが、たけしにはある。博士は「たけしさんほど努力する人はいない」と言う。

「映画『座頭市』を撮ると決めて、3年間、毎日タップを踏み続けました。イメージする映像があって“タップが必要だ”となると、絶対諦めない。弟子全員がそのゴールを知らないから“なんで殿は急に熱心にタップの練習をするんだ?”と思ってました」(同)

「人生は死ぬまで暇つぶし」これぞ、たけしイズムだと博士は語る。

「“明日、死ぬことがある”と、重々分かっている生き方をしているのが、たけしさん。それが“遊ぶのも一生懸命”という姿勢につながっている。睡眠時間を削って勉強したり遊んだりする師匠の姿に、弟子として触発されました。売れてない自分は、もっともっと頑張ろう、と」(同)

■「オチを決めて、フリを作っていくんだよ」

「オチを決めて、フリを作っていくんだよ」

「たけし軍団はパワハラとセクハラを中心とした芸能活動」と常々公言する博士。若き日、兄弟子たちのパワハラにウンザリして、軍団脱退を申し出たという。

「たけしさんに“本当に辞めたいのか?”と聞かれて、僕と玉袋(筋太郎)は“辞めたくないです”と答えた。すると“おまえら漫才が書けるよな。オチを決めてフリを作っていくんだよ”と言われたんです。以来、僕の人生の指針です」(同)

 ゴール(オチ)を決めて、そこに至る過程(フリ)を考える。すべては、漫才師として成功するための“フリ”だと、たけしに諭された浅草キッドは、たけし軍団の三軍として雑用や無理難題に耐えながら漫才を作り続け、メディアで活躍する道を切り開いた。

「生と死というよく分からない始まりと終わりがあって、人生はその“間”でしかない」(著書『間抜けの構造』)

 漫才の巧拙を左右する間。それは人生においても重要だと説いている。

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