目の網膜をスキャンして寿命を予測するAIが登場 (1/4ページ)
[画像を見る]
目は心の窓と言われているが、目の深層は年齢の窓なのかもしれない。最新の人工知能(AI)で、眼球の内側にあるの網膜をスキャンすることで、その人の生物学的年齢を正確に測定できるという。
生物学的年齢とは、実年齢とは別に、加齢に伴う種々の臓器の機能の低下過程を反映し、身体機能低下から推定される年齢のことだ。
生物学的年齢の指標を基にした老化レベルが判明すれば、あと何年生きることができるか?つまり、このまま何もしなかった場合の現時点での寿命を予測することができるのだ。
・AIが網膜年齢から生物学的年齢を予測
歳をとれば誰でも体が老いてくる。だがそれは、同じ年齢なら同じだけ老化しているということではない。同じ年数を生きていても、生物学的なレベルで体の老化具合は人によって違う。
その生物学的な老いのサインは、たとえばお腹の中の腸内細菌など、いろいろなところに現れる。そしてそれは瞳の奥にある「網膜」も同様だ。
中国の研究グループが開発したAIの機械学習モデルは、網膜に現れた老化サインを分析し、その人の生物学的な年齢を予測することができる。
たった5分網膜をスキャンするだけでいい。
その予測は非常に正確で、イギリス在住の中高年4万7000人を対象にした実験では、被験者の年齢を3.5年以内の誤差でピタリと言い当てることができたという。
つまり、網膜年齢が実年齢より高い人たちは、それだけ早く死ぬ可能性が高くなるということだ。
実際、研究で行われた網膜スキャン実施から10年後、1871人の被験者が亡くなっている。そうした人たちの多くは、網膜から生物学的年齢が高いと診断された人たちだった。