なぜ落ちない?重力に逆らっているように見えるミャンマーの岩の仏塔「ゴールデン・ロック」 (1/4ページ)
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ミャンマーには世にも奇妙な仏塔(パゴダ)がある。ゴールデン・ロックとも呼ばれるチャイティーヨー・パゴダだ。
パゴダを乗せた金箔に覆われた巨大な花崗岩は、今にも崖から転がり落ちそうなのに落ちない。まるで仏陀の力に守られ重力を否定しているかのようなのだ。
・仏陀の驚くべき奇跡の力?重力に逆らう仏塔
チャイティーヨー・パゴダは、ミャンマー、モン州の有名な仏教徒の巡礼地にある仏塔だ。旧首都ヤンゴンの北東約210キロメートル、標高1100メートルの山頂部に位置する。
その起源と物語は、観光客や巡礼者に神秘と神話を存分に堪能させてくれる。
岩の高さは7.3メートル。なんともユニークなのは、そんな大きな岩が奈落の底に今にも落ちそうな断崖の端っこに絶妙なバランスで建っていることだ。
人間の目には、まるで不可能なことのように見え、驚きでしかないが、熱心な信者にとっては、まさに神の御業の証拠だということになる。仏陀の驚くべき奇跡の力で、岩が留まっているとしか思えないのだ。
伝説によると、岩と丘の間には、仏陀の遺髪が置かれているとされ、これが岩のバランスを保つのに役立っていると信じられている。
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この岩がここに建てられた背景にある工学的な疑問をもつミャンマー人はほとんどいない。むしろ、皆、岩にまつわる神話に畏れ入っている。