エジプトのミイラを包んでいた布(リネン)には大量の文字が書き込まれていた (3/5ページ)
ルーン文字のことに話題が及んだとき、ブリュッシュは、ミイラのリネンに書かれていた文字は、エジプトの象形文字ではないことに気がついた。
文字がなにか重要なものかもしれないことには気づいたが、ふたりはエジプトの死者の書をアラビア語に書き直したものであると誤解した。
1891年、ライバー・リンテウスは、ウィーンに送られ、コプト語の専門家ヤコブ・クラルによって、徹底的に調べられた。
最初、クラルは書かれている言語は、コプト語、カリア語、リビア語ではないかと考えたが、よくよく調べてみると、エトルリア語で書かれていることが判明した。
エトルリア語は、イタリア半島の先住民族、エトルリア人が使用していた言語だ。
だが、リネンの断片を適切な順番に並べ直してみても、文章をちゃんと翻訳することはできなかった。
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ミイラを包んでいたリネン、ライバー・リンテウスにはエトルリア語が書かれて
いた / image credit:public domain/wikimedia・なぜ、エジプトミイラにエトルリア語が書かれていたのか?
ほとんど文字が残されていないため、今日でさえ、エトルリア語は完全に理解されていない。それでも、このリネンに書かれている文字からライバー・リンテウスを示す特定の言葉をいくつか拾うことができた。
文章全体から見つかる日付や神々の名前をベースにすると、ライバー・リンテウスはどうやら宗教的な暦だったと考えられる。