福岡市東区にあるニワトリを祀る香椎宮の鶏石神社を調べてみた (2/5ページ)

心に残る家族葬



■福岡市東区にある香椎宮の鶏石神社はニワトリを祀っている


福岡市東区にある香椎宮(かしいぐう)の境内に、鶏石(けいせき)神社が鎮座する。神社につきものの狛犬は「犬」ではなく、「ニワトリ」である。香椎宮は、熊襲征伐の途中、橿日宮(かしい/かしひのみや)で急逝した仲哀天皇(149〜200)の神霊を、神功皇后(169〜264)が祀ったのが始まりとされる、皇室とも関わりが深い大社である。『万葉集』(759〜780年頃成立)に収録されている大伴旅人(665〜731)の歌に、神亀5(728)年、大宰府に長官として赴任当時、香椎宮参詣の帰途に詠んだ、「いざ子ども 香椎の潟に白妙の 袖さへぬれて朝菜摘みてむ」がある。これは昭和を代表する作家・松本清張(1909〜1992)の推理小説『点と線』(1958年)にも登場するほど、著名なものだ。

■毎年9月1日に鶏石神社で行われるニワトリに感謝を捧げる鶏魂祭


そして鶏石神社だが、毎年9月1日の、ニワトリに感謝を捧げる例祭・鶏魂祭には、年々その数が減っているものの、養鶏業を営む農家・飼料業者・製菓業者などが参加している。この神社の御祭神や創建時期は不明だというが、江戸時代における、今日で言う博物学・鉱物学・考古学研究の先駆者だった「弄石家(ろうせきか)」の木内石亭(きのうちせきてい、1724〜1808)が著した『雲根志(うんこんし)』(1773年)前編の「変化類(へんかのるい)」に、「鶏化石(けいかせき)」として紹介されている。
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