幼い頃家を出ていった父親は、ずっと息子のことを思い続けていた。父とチョコレートの思い出 (3/4ページ)
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・老人男性は父親だった。箱の中には大金が入った銀行の通帳が
帰宅して、その出来事を母親に話し、チョコレートの箱を開けてみると、そこには100万ドル(約1億1400万円)が入った銀行の通帳があった。
あの男性は、父親だったのだ。
母親とともにそう確信した男性は涙した。父親は母と息子のことを忘れていたわけではなかったのだ。むしろずっと思い続けていたのだ。
その後、そのお金は母親が病気になった時に止むを得ず、手術代に使ったが、それから数か月経って、男性は父親の現状を知ることになる。
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・病気で倒れた父親。認知症になっても息子のことだけは覚えていた
ある日、父の再婚相手から電話がかかってきた。父が脳卒中で倒れたという。息子の名前を呼び続けていると聞かされた男性は、父の入院する病院を訪れた。
父親の虚弱な姿を病室のベッドで見た時、男性は既に父親にたいしての嫌悪感が一切なくなっていることに気付いた。
昏睡状態の父の傍で、男性は何日も一緒に過ごした。そしてついに父親は目を覚ました。
男性に顔を向け、笑顔で「息子よ。お前にチョコレートをあげなきゃならんな」と笑顔を見せた。
実は、この時既に父親は認知症を患っていたという。もう何年も、誰のことも認識できなかった父親が、息子のことだけはしっかりと覚えていたことに、周りの者は大きなショックを受けた。