「鎌倉殿の13人」義経の苦いデビュー戦、大庭景親の最期、史実との違いほか第10回「根拠なき自信」振り返り (2/6ページ)

Japaaan

歌川国芳「本朝水滸伝豪傑八百人一個 上総助広常」

まぁ、そう焦りなさんな。これから「しなければならない戦」が、たんと起こるでな……そんな気持ちで、若い九郎を観ていました。

片や、北条義時(演:小栗旬)の「感服いたしました」というフォローに、彼の成長ぶりを感じます。

今回は全体を通して、胃の腑がジリジリするような、陰鬱なもどかしさに包まれていた印象です。

武功を焦る義経と周囲の温度差

何故そなたはヘイトを集めたがるのか……本人に悪気がないからなおタチが悪い。

持ち前の純粋さが、大好きな兄・源頼朝(演:大泉洋)の「坂東の者どもは信じ切ることができぬ」という言葉を真に受けさせたのでしょうか。

いきなりやって来て苦難を乗り越えてきた御家人たちに偉そうな態度をとれば、そりゃ嫌われるのも当然……でもまぁ、彼は二十歳前後の若者。筆者や読者諸賢だって、その頃は生意気盛りだったはず。

初陣に意気込む義経(イメージ)歌川国芳「名高百勇傳 源義経」

義経「ハハハ。経験もないのに自信もなかったら何もできない。違うか」

強がる義経を、北条時政(演:坂東彌十郎)は笑って見守っていたのでしょう。時政は今回、最も共感できた一人でした。

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