身元不明の遺体が発見された場合、どうやって身元を特定するのか? (3/12ページ)

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 遺体発見を受けて、事件当時に身内が行方不明になっていた親族に、DNAの提出が呼びかけられた。

 その結果、アレクサンダーの臼歯から採取されたDNAが、彼の異母兄弟および母親のものと一致することが判明。死後数十年が経過していたが、無事身元が特定された。

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Murder victim identified after 45 years | NewsNation Prime

 DNAがあれば、遺体の死亡時の年齢を推測することもできるので、ここから候補者を絞り込むこともできる。
DNAの小さな変化を調べます。DNA分子自体は変わりませんが、時間とともにそこに化学物質が付着するのです。こうしたDNAのメチル化具合をチェックします。

歳をとるとメチル化や脱メチル化しやすくなるDNA領域をマーカーとして使うのです
と、シンダーコーム・コート教授。
今日ならDNAから別の情報も得られます。目の色、髪の色、皮膚の色といったものです。ただ、それほど正確ではありません
・2. ミトコンドリアDNA
 DNAには「ミトコンドリアDNA」というタイプがある。これは細胞の核ではなく、エネルギーを作り出すミトコンドリア内にあるDNAだ。

 通常のDNAが劣化してしまっていても、ミトコンドリアDNAなら分析できることがある。なにしろ英国王リチャード3世の亡骸が、死後527年経ってから特定されたことがあるくらいだ。

 シンダーコーム・コート教授によると、この技術の発展は人類学者たちの貢献が大きいという。
ここ5年ほどで、ミトコンドリアDNAの分析は大きく進歩しました。
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