海から5500種を超える未知のウイルスを発見 (2/5ページ)

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海の中にはこれまで考えられていたよりたくさんのRNAウイルスが存在する / image credit:GuillermoDominguezHuerta、CC BY-ND・特定のタンパク質の遺伝子でRNAウイルスを区別
 細胞で構成される人間などの生物とは違い、ウイルスには「遺伝子のバーコード」として機能する特有の短いDNAが存在しない。ウイルスの種を区別するのが難しいのは、このバーコードがないためだ。

 そこでオハイオ州立大学の研究グループは、とあるタンパク質の情報を持つ遺伝子の特定を試みた。

 このタンパク質は、RNAウイルスが増殖するには不可欠なもので、彼らに共通する唯一のタンパク質でもある。

 だが、そのタンパク質の設計図である遺伝子には、ウイルスの種によってわずかな違いがある。だから彼らを区別する手がかりになるのだ。・海から5504種の未知のRNAウイルスを発見
 今回、研究グループが分析したのは、Tara Oceansの世界的な調査プロジェクトによって収集されたプランクトンのRNA配列データーベースだ。

 小さな水生生物の総称であるプランクトンは、海の食物連鎖には欠かせない存在で、RNAウイルスの一般的な宿主でもある。

 そんな彼らのRNA配列の分析から、RNAウイルスのタンパク質情報を持つ遺伝子が4万4000も特定された。

 研究グループはさらに、発見された遺伝子の進化的なつながりの解明も試みている。遺伝子の配列が似ているほど、ウイルス同士はより近い種ということになる。
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