江戸時代には花粉症がなかった!?江戸時代の国民病にはどんなものがあったのか? (1/3ページ)

Japaaan

江戸時代には花粉症がなかった!?江戸時代の国民病にはどんなものがあったのか?

春といえば花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか。日本人の4人に1人がかかっているといわれる花粉症は、まさに「国民病」。

スギやヒノキは昔から日本に多く存在しており、日光街道など往来の多い杉並木もあったことから、さぞ昔の御先祖様たちも苦しんでいたに違いない…と思ったら、実は花粉症は現代になって発症するようになったもの。このことはご存じの方も多いかもしれませんね。

実は花粉症の発症は現代医学でも「真の理由」は分かっていないとのこと。
花粉に対して体がアレルギー反応を起こすというメカニズムは判明していますが、「なぜ現代になってから人がアレルギー反応を起こすようになったのか」の決定打はないままだといいます。

また、俗にいうアレルゲンをたくさん接種すると発症するという「バケツ理論」は理論的には間違いだそうです。花粉症への対症療法として減感作療法がありますが、これは徐々にアレルゲンを摂取する療法なので、バケツ理論と相反します。発症のタイミングは個人の閾値が関係しているようですが、どういうタイミングで免疫が作用するのかは、やはり謎のままです。

江戸の流行り病気とは

本当に文献は残っていないのか? 気になった筆者も調べてみたところ、「日光街道の飛脚が鼻水とくしゃみで困った」というような話や川柳は見つけられませんでした。浮世絵にもくしゃみをしている人間はこれといって見当たりません。

ただ喘息はあったようで、『水戸黄門諸国漫遊記』では喘息で苦しむ人を南天の葉で治療する描写が記録されています。

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