志村けん「アイーン」誕生秘話も!懐かしの昭和芸人一発ギャグは意外なきっかけで生まれた (3/4ページ)
『8時だョ!全員集合』(TBS系)は長年にわたり、お笑い番組の王者として君臨した。
「加藤茶のギャグは“ちょっとだけヨ~、あんたも好きねぇ”など、下ネタのオンパレード。俗悪番組と言われました」(松田氏)
だが、子どもたちは、こぞって真似をした。
「子どもなりの反社会性の遊びだったんでしょう。この点こそがヒットの要因だと思います」(前同)
志村けんのギャグはというと、CMや人気歌手のパロディ、さらに「あんだ、バカヤロー!」「おこっちゃヤーヨ!」など、いかりや長介に対する反抗の意を示すものまで、幅広かった。
「今でも、じゃんけんの掛け声として一般的な“最初はグー”も、志村と仲本工事とのコント“ジャンケン決闘”から生まれたものです」(テレビ局関係者)
志村のギャグというと「アイーン」を思い浮かべる人が多いかもしれないが、
「もともと、“アイーン”というセリフはなく、バカ殿のコントの中で、家老役のいかりやを威嚇するポーズに過ぎませんでした。腕と顎を突き出すポーズは“おこっちゃヤーヨ!”から派生したもの」(松田氏)
では、このポーズに“アイーン”という言葉をあてたのは、誰だったのか。