女優・ミュージシャン・声優……。多才な松下奈緒が「強くてブレない」理由 (2/4ページ)
毎日の仕事をこなすだけでも忙しいはずだけど、仕事前には自分が納得できるだけの準備をしっかりとしていくという松下さん。
「準備していないと不安になっちゃうから」なんて言っていたけれど、不安になるのは分かっていてもサボってしまうこともあるのが人間。やっぱり彼女は、スーパーマンなんだろうか。
3歳からピアノを始めたという松下さんは、音楽活動は今年で34年目。4月には新アルバム『FUN』もリリースされた。
「女優業も音楽活動も、小さい時からやりたかったことだから続けられているんですよね。声優のお仕事もそうです。誰かに『やりなさい』と言われていたら、どちらもできなかったかもしれない。自分で選んだことだから、満足できるゴールも自分で決めたいと思っています」
「私にとっては、“仕事”がごく自然にライフスタイルに溶け込んでいるんです。家にいる時も仕事をしている時も何も変わらない。だから、ずっと仕事をしていても、息が詰まってしまうということもそんなにないので、仕事を仕事と思わなくなった時が、“仕事を一番楽しめる時”だと思います」
好きなことをしているという感覚が、彼女をここまでストイックにしているのかもしれない。というより、松下さんの中では「仕事にストイックに取り組んでいる」という感覚がないようにも感じた。好きなことをただ、続けているだけ。そんな自然な口ぶりだった。
■働くも結婚するも、決めるのは自分。だから言い訳しない
好きなことを続けている松下さんは美しく、そして強い。私の目から見ればそんなふうに憧れてしまうけれど、未だ社会には「女性なのに働いてばかりで」という逆風も吹く。そんな世間の意地悪な目線に悩むことはないのだろうか。
「色々な意見に傷つく気持ちは分かります。でも結局は、“自分がどうしたいか”。これは親でも友だちでもなく、自分が決めなきゃいけないことですよね。
5年後、10年後の自分がどうなっていたいか、ビジョンを持てたらすぐに決められるかもしれないけれど、迷っているうちは選べないくらい、人生でも重要な選択なんだと思います。