【鎌倉殿の13人】前原滉が演じる一条忠頼、忠実ではどう殺された?『吾妻鏡』を読んでみると…… (4/5ページ)

Japaaan

「おい、次郎(忠頼)殿が斬られたぞ!」

「この野郎、何してくれやがる!」

庭先に控えていた忠頼の郎党、新平太(しんへいた)とその甥の武藤与一(むとうの よいち)、そして山村小太郎(やまむらの こたろう)らが抜刀して御所へと殴り込みました。

主君を討たれ、死に物狂いで闘う郎党(イメージ)

「てめぇら、謀りやがったな!こうなりゃ鎌倉殿も道連れだ!」

にわかに斬り合いが始まり、その場にいた御家人たちは取り囲もうとしますがなかなか苦戦。死に物狂いの三人によって多くの負傷者が出てしまいます。

「おのれ卑怯者、逃げるんじゃねぇ!」

三人はどんどん頼朝を追い駆け、ついに寝所の近くまでやってきたところで、先ほどの重成&重朝兄弟と結城七郎朝光(ゆうきの しちろうともみつ)が行方をふさぎました。

「「「命に代えても、ここは通さぬ!」」」

死闘の末に新平太と武藤与一は討ち取られ、山村小太郎も天野遠景の振り回した魚板(まないた。現代サイズではなく、テーブルくらいの大きさ)によってブッ倒されたのでした。

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