【鎌倉殿の13人】源義経に「第3の女」現る?政略結婚で源氏に嫁いだ平家一門の娘・蕨姫のエピソード (4/5ページ)
行向伊与守義經之亭。尋窺備前々司行家之在所。可誅戮其身之由相觸。而可見彼形勢之旨。被仰含景季云々。去五月廿日。前大納言時忠卿以下被下配流官苻畢。而于今在京之間。二品欝憤給之處。豫州爲件亞相聟。依思其好抑留之。加之引級備前々司行家。擬背關東之由。風聞之間如斯云々。
※『吾妻鏡』文治元年(1185年)9月2日条
「死一等を減じられたお身内とは申せ、かつて敵方であった謀叛人をいつまでも引きとどめておく事は、ご謀叛を疑われかねませぬ。近ごろは備前前司(前司は元の国司。行家)と結託して鎌倉にご謀叛との噂も聞きますれば、早急にご対処なさせませ!」
いくら頼朝の意に添わぬからと言って、罪なき叔父を討てるものか……間もなく義経は源行家(演:杉本哲太)にそそのかされて謀叛を起こすのですが、時忠は9月23日に能登国へと送られていきました。
時実はなおも留まって義経の謀叛に加勢しますが、間もなく捕らわれて鎌倉へ護送され、上総国へ送られたということです。
エピローグその後、義経は京都を追われて紆余曲折の末にかつて庇護してくれた奥州の藤原秀衡(演:田中泯)を頼るのですが、蕨姫の消息は不明。
義経と別ルートで脱出して道中で合流した里(郷御前)や、義経と道中で別れて捕らわれた静御前とは異なり、彼女は京都から出ていないものと推測されます。
時忠の妻や娘たちが京都に留まり続けたため、彼女もそこに身を寄せたのでしょう。