こんな人生ツラすぎる…平清盛に捨てられ、娘も奪われた巫女・厳島内侍が土肥実平との結婚に至るまで (1/4ページ)
古来「男心と秋の空」とはよく言ったもので、コロコロと移り変わる飽きっぽさを表しています。
昨日惚れたと思ったら、今日は早くも乗り換えて、どうせ明日は別の人……とまぁこんな具合。アテにならないったらありゃしません。
まして権力者なんて、世の中何でも我が意のままなどと思っていますから、気まぐれぶりも人一倍。
そこで今回は平清盛(たいらの きよもり)に振り回された厳島内侍(いつくしまのないじ)を紹介。
果たして彼女は、どんな被害を受けたのでしょうか?
美貌を見初められ、清盛の妾となるが……厳島内侍は、その名前(実名は不詳)が示す通り厳島神社(広島県廿日市市)に奉職する巫女。
内侍とは、参拝客をもてなすために歌や舞楽などを披露する役職でした。さしづめ神社のお抱え歌手&ダンサーと言ったところでしょうか(以下、個人名として厳島内侍で統一)。もちろん清盛も歓待を受け、彼女を見初めて妾とします。