源実朝 暗殺の謎。黒幕はなんと北条義時?三浦義村?それとも……【鎌倉殿の13人】 (3/8ページ)
……しかし、実朝を暗殺して義時にメリットがあるのか?と言えば、むしろデメリットの方が大きいと言わざるを得ません。
これまで北条氏が御家人の筆頭格として権勢を振るえたのは、父・北条時政(演:坂東彌十郎)よりずっと「鎌倉殿に近かった」からです。
時政は源頼朝(演:大泉洋)の舅であったのが、頼朝が亡くなって頼家が鎌倉殿となると、今度は頼家の舅である比企能員(演:佐藤二朗)が台頭してきました。
だからこそ北条氏は比企を滅ぼして頼家を幽閉・暗殺したのであり、一応ながら自分たちが後ろ盾となっている実朝をちょっと気に入らないからと殺してしまうのは、リスクが大きすぎます。
そもそも次期将軍の候補者すら確保できていない状況で、とにかく実朝を殺してしまうなど、考えなしにも程があるというもの。
結局は頼朝の遠縁にあたる三寅(みとら。後の九条頼経)を迎えられたからよかったものの、将軍位を求めて阿野時元(あの ときもと。阿野全成と阿波局の子)や源頼茂(みなもとの よりもち。源頼政の孫)まで謀叛を起こす混乱を招いています。
源頼茂の謀叛について:
我こそ次の鎌倉殿…源実朝の暗殺後、将軍位を狙って挙兵した源頼茂の野望【鎌倉殿の13人】このように動機や段取りなどがグダグダ過ぎる上、自分たちのメリットがほとんどない……そのため、義時はじめ北条一族が実朝暗殺の黒幕だった可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
