広げた翼は9メートル、新種の巨大翼竜の化石が発見され「死のドラゴン」と名付けられる
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image credit:Leonardo D. Ortiz David
アルゼンチン、メンドーサ州の土木工事現場で翼竜の化石が2体発見された。南米で発見された翼竜としては史上最大で、1体は、翼を広げると9メートルもあったという。
最近その分析結果が明らかになった。これらの化石は新種の翼竜であることが判明し、「Thanatosdrakon amaru(タナトスドラコン・アマル)」と名付けられた。”Thanatosdrakon”はギリシャ語で「死のドラゴン」の意味する。
・8600万年前に死んだ新種の翼竜「死のドラゴン」
タナトスドラコン・アマル(死のドラゴン)は、翼竜類「アズダルコ科」に属する新種で、1億4500万年~6600万年前の白亜紀に生息していたとされている。
特徴的なのは非常に大きな頭蓋骨で、シュッとした体より大きいこともある。また首も非常に長い。さらに脊椎や手足がほかの種と根本的に異なっており、そのために新種と認定された。
化石は2頭分発見されている。片方は翼を広げると7メートル、もう片方は9メートルと中型バス並みの大きさがあった。
手足や背中の脊椎といった完全に残っている部位から、つま先や前腕のような断片的な部位まで、化石の保存状態はまちまちである。
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Image credit: Ortiz David et al ., doi: 10.1016/j.cretres.2022.105228.
研究の中心人物、クージョ国立大学のレオナルド・オルティス・ダビ氏によると、どちらもちょうど同じ時期、8600万年前に死んだとのこと。
小さい方はまだ成長期にあったようで。親子だった可能性もないではないが、はっきりしたことは不明だ。
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死のドラゴン復元予想図 image credit:Universidad Nacional de Cuyo.
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新種は「タナトスドラコン・アマル(Thanatosdrakon amaru)」と命名された。”Thanatosdrakon”は、ギリシャ語の「死(タナトス)」と「竜(ドラコン)」、”amaru”は、インカ帝国の公用語、ケチュア語の「双頭の蛇」にちなむ名だ。インカの伝説によれば、湖や川底の地下にはアマルという双頭の巨大な蛇が潜んでいるという。
「ぴったりな名前でしょう。それは死のドラゴンですからね」と、オルティス・ダビ氏はコメントする。
タナトスドラコン・アマルに似た身体的特徴を持つ近縁種は一切見つかっていないとのこと。
化石は今クージョ国立大学の恐竜研究所博物館に保管されており、展示へ向けて復元プロジェクトが進められている。
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image credit:Dr D Ortiz David
この研究は『Cretaceous Research』(2022年4月12日付)に掲載された。
References:Paleontologists uncover 'dragon of death' in Argentina. It's the largest pterosaur ever found in South America / Thanatosdrakon amaru, gen. et sp. nov., a giant azhdarchid pterosaur from the Upper Cretaceous of Argentina - ScienceDirect / written by hiroching / edited by / parumo
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