東大寺とは違った魅力があるんやで 奈良・壷阪寺の大仏と自然の調和が神秘的 (1/2ページ)
「奈良にある大仏」と聞けば、ほとんどの人が東大寺(奈良市)のものを思い浮かべるだろう。
正式名称は「東大寺盧舎那仏像」といい、日本を代表する文化財として修学旅行の行先としてもお馴染みだ。
しかし、奈良にある大仏は、それだけではない。例えば、こんな大仏をご存じだろうか。

艶やかな色彩で見る者を和ませてくれるアジサイ、そしてその奥には大仏様がいる。
この美しい景色は、フォトグラファーのwasabitool(@wasabitool)さんが2022年5月30日に投稿したもの。奈良県中部・高取町の壷阪寺にある天竺渡来大釈迦如来石像の写真だ。
寺の公式ウェブサイトによると、天竺渡来大釈迦如来石像は2007年11月に開眼。歴史は浅いが、東大寺の大仏とはまた別の魅力がある。
「桜大仏」の異名もwasabitoolさんがアジサイと大仏様の写真を撮影したのは5月27日のこと。奈良県内の3つの寺で行われている催し「大和三大観音あぢさゐ回廊」(5月28日~7月3日)のために、大仏様の周りにアジサイが飾られていた。
大仏殿がある東大寺とは違い、壷阪寺の大仏様は屋外にある。だからこそ、自然との調和が素晴らしい景色が見られるのだ。
例えば春には、こんな姿も見せてくれる。

こちらはwasabitoolさんが2019年4月6日に撮影した写真。春爛漫の季節、ほんのり薄紅に染まった桜の海の中から大仏様が顔を出す。
天竺渡来大釈迦如来石像は、「桜大仏」との異名を持つほど、この花との相性が良いのだ。