5歳で犬を斬り、15歳で人を斬る…武士道のバイブル『葉隠』が伝える子育てが過激すぎる (2/4ページ)
昔は上つかたさへ斯様に遊ばされ候に、今どきは以下々々の子供にも終に切らせ申さぬ事は、油断千万にて候。せで済む事、縛り者切りたりとて手柄にもならず、科になるの、けがるゝのと申すは、口ふさげにて候。畢竟は武勇の方疎々しき故、爪根みがき、綺麗なる事ばかりに心懸け候故かと思はるゝなり。いやがる人の心の内を僉議して見候へ、気味わろき故に利口にまかせ、切らぬ様に云ひなし申さるゝかと存じ候。せでならぬ事なればこそ、直茂様御指図なされ候。先年、嘉瀬にて切り候て見申し候が、殊の外心持になり申すものにて候。気味わろく思ふが、臆病のきざしにてあるべく候。
※『葉隠聞書』第七巻
山本吉左衛門(やまもと きちざゑもん)は、父親である山本神右衛門(じんゑもん)によって5歳で犬を斬り殺し、15歳で死刑囚を斬るよう教育されたと言います。
昔は14~15歳にもなれば罪人を斬首するよう稽古したもので、佐賀藩主の鍋島勝茂(なべしま かつしげ)公も若い時、御父・鍋島直茂(なおしげ)公によって人の斬り方を実習されたとか。