5歳で犬を斬り、15歳で人を斬る…武士道のバイブル『葉隠』が伝える子育てが過激すぎる (1/4ページ)
♪腰の刀は何する為ぞ
人を斬るため殺すため……(都々逸)
苗字帯刀とは江戸時代における武士の特権を表した言葉。公に苗字を名乗り、身分の象徴たる刀を帯びることで庶民との違いを明らかにしていました。
しかし、泰平の世が進むにつれて刀を抜いて戦う機会などなくなり、武をもって主君に仕える気概が失われていきます。
平和に越したことはないものの、やはり武士たる者、平和ボケしていてはいけない!
そう思った佐賀藩士・山本常朝(やまもと じょうちょう)が語り残した武士の心得・逸話集。それが武士道のバイブルとして名高い『葉隠(はがくれ。葉隠聞書)』です。
今回はその中から、武士の子育てについて紹介。現代に生きる私たちの感覚ではちょっとついて行けないかも知れませんが、当人たちは大真面目。
かつてこういう価値観があり、危機感を持っていた人がいたんだなぁ……くらいにおつき合い頂ければと思います。
五歳にて犬を切らせ、十五歳にて……武士たちの過激な子育て一四 山本吉左衛門は、親神右衛門指図にて、五歳にて犬を切らせ、十五歳にて御仕置者を切らせ申され候。昔の衆は、十四五歳より内にて、有無首を切らせ申され候。勝茂公御若輩の時分、直茂公御指図にて御切習ひなされ候。その内続け切りに十人も遊ばされ候由なり。