「鎌倉殿の13人」鬱回ふたたび…大姫そして蒲殿まで。第24回放送「変わらぬ人」振り返り (4/9ページ)
変わらなければならない、強くなければならない。そう虚勢を張り続けた頼朝の少年時代から変わらない本質が、とても悲しく映りました。
ちなみに『吉見系図』では範頼が謀叛の疑いで誅殺された時、範頼の遺児2名について出家を条件に助命しています。
岡崎義実のこと曽我兄弟による襲撃事件への関与を疑われたものの、これまでの功績によって出家で済んだ岡崎義実(演:たかお鷹)。
「お前が来たってことは、俺はここで斬られるのか」
「……命をとるつもりなら、出家はさせぬ」
衆人環視の中で上総介広常(演:佐藤浩市)を斬って以来、まるで死神扱いの梶原景時(演:中村獅童)。
当時は罪業を重ねた者も出家すれば赦され、極楽往生ができるとされました。なので死期が近づくと出家をする者が多く、かの頼朝も亡くなる直前に出家しています。
かつて頼朝の挙兵に真っ先駆けて馳せ参じた功績によって出家「させてもらえた」義実。しかし寂しくつぶやく姿に、挙兵当時の喜びは感じられません。