「鎌倉殿の13人」鬱回ふたたび…大姫そして蒲殿まで。第24回放送「変わらぬ人」振り返り (7/9ページ)
『源氏物語』で予習していたであろうが、現実の貴族社会はもっとエグかった(イメージ)
しかし丹後局は厳しいようでいて、実に親切でしたね。これが現実であれば、彼女は絶対にあんな助言はしてあげません。
そのまま笑顔で送り出し、みんなの前で大恥をかかせて再起不能に追い込んでやったでしょう。
大姫にとって、義高の仇として嫌っていながら無意識下では「絶対的な存在」であった頼朝。その武力や財力をもってしても自分を守ってくれることが出来ない世界があることを知って、さぞやショックを受けたはずです。
逆に言えば、この段階で逃げ帰ったからこの程度のダメージで済んだとも言えます。それで丹後局が優しく描かれていると感じました。
変わり続けるどころか、元が何だったのかさえ分からなそうな都人たち。頼朝一家にとって、伏魔殿の封印を解きかけてしまった思いだったのではないでしょうか。
三浦義澄・土肥実平のことさて、上洛に随行して陽気に呑み騒ぐ老臣たち。義村の「北条に逆転され、その下風に立たされて悔しくないのか」という叱咤もどこ吹く風です。
三浦義澄(演:佐藤B作)にとって、時政はどこまでいっても幼馴染。時政もそう思ってくれていそうですが、もはや北条氏は時政一人で舵取りが出来ないほど大きくなっていました。