古代ローマ人はてんかん治療のために剣闘士の血を飲んでいた (3/6ページ)

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・てんかん治療の起源:ローマ時代の文献と資料

 人類の歴史を通して、人間の血液は病気の治療薬として考えられてきたが、最初にこの治療法に言及したのは、ローマの百科全書医学者アウルス・コルネリウス・ケルススで、西暦40年に膨大な『De Medicina』を著した。

 この中で彼はこう書いている。

剣闘士の喉からあふれ出る熱い血を飲むことで、てんかんのような病から解放される者もいる。

このような悲惨に思える治療法は、さらに悲惨な病気の存在によって、世間に許容されるようになった

 そしてこうも書いている。
しかし、医師の本当の関心は最後に施す手腕だ。

両足首近くから少量の血を排出し、頭皮の後ろを切開して受け皿をつけ、頭皮の後ろとすぐ下の脊椎の一番上の椎骨と頭蓋の結合部の2ヶ所を焼灼器で焼いて、火傷から悪性の体液を滲み出させるようにすることだ。

こうした処置をしても病気が治らないのなら、慢性的になる可能性が高い

 このわずか10年後の西暦50年、ローマの医師で薬理学者のスクリボニウス・ラルガスが、Compositiones』という処方集の中で、同じような治療法を報告している。
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