着物の襟はどっちが手前?マナーの由来は奈良時代の法律「右衽着装法(うじんちゃくそうほう)」にあった (2/4ページ)

Japaaan

第44代・元正天皇(画像:Wikipedia)

元正天皇(げんしょうてんのう。第44代)が天下万民に対して右襟を命じた……と言います。この右襟とは「右の襟(おくみ。衽)を内側に入れ込んで着る」ことを言います。

ちなみに右衽着装法とは後世の便宜的な呼称。当時の人々がそう呼んだわけではなく「何か襟を右手前に着て統一しろってさ」みたいな感じで聞き入れたのでしょう。

確かにもっと古い時代の埴輪(はにわ)などを見ると、襟が必ずしも同じ向きではなく、たぶん「どっちが前でも後ろでも、自分が快適であればそれでいい」と自由に着ていたものと思われます。

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