なぜ熊野詣に後白河法皇・後鳥羽上皇ら時の権力者たちは夢中になったのか?そもそも熊野詣ってなに?【その1】 (1/3ページ)
「鎌倉殿の13人」で重要な役割を演じる後白河法皇・後鳥羽上皇ら院の権力者たち。ドラマでは、政治的な暗闘を担う人物として描かれています。
そんな彼らが頻繁に行った熊野詣(上皇らが行うときは熊野御幸)をご存じでしょうか。院の御所の奥で政治を動かしている印象の強い上皇たちですが、実はこんなにも積極的に外の世界に出ていたのです。
今回は熊野御幸について、3回にわたりご紹介します。【その1】では、熊野詣とはどのようなものなのか。そして、なぜ盛んになっていったのか、その経緯についてお話ししましょう。
熊野三山は神々が鎮まる聖地
熊野詣とは、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社のいわゆる「熊野三山」に詣でることを言います。
周知のとおり「熊野三山」は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、それぞれを結ぶ古道・熊野古道には多くの人が訪れます。