洒脱でラップ調な狂歌で藩政を批判…江戸時代の高僧・仙厓義梵が詠んだ心意気 (4/4ページ)
やがて盤谷紹適(ばんこく じょうてき)の法嗣(後継者)に指名されました。
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今度は横槍も入らず、住職として天保8年(1837年)10月7日に遷化(せんげ。高僧が亡くなること)するまで人々を救ったり、得意な書画に筆を奮ったり活躍したということです。
要らぬ一首から美濃国を追放されてしまった仙厓和尚。しかし信念を貫き通せば、必ず認めてくれる人は現れるもの。
目先の事なかれ主義に堕することなく、社会を正す声を上げる仙厓和尚の勇気を見習いたいものです。
※参考文献:
岡田武彦 監修『仙厓』西日本新聞社、1998年8月 堀和久『死にとうない 仙厓和尚伝』新潮文庫、1996年4月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan