雨が降ったときのみ現れる「幽霊の足跡」ユタ州の砂漠で1万年以上前の古代狩猟民族の足跡を発見 (2/6ページ)

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 だが、研究者たちは、この足跡は1万2000年前の更新世時代(260万年前から1万1700年前)の氷河期の終わりの時期にさかのぼる可能性があると考えている。

 「これほどたくさんの古代人の足跡の発見は、一生に一度あるかないかのことだ」と言うのは、ヒル空軍基地の文化資源管理者アーニャ・キッターマン氏。「私たちは予想以上のものを見つけることができました」

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幽霊の足跡のそばに立つ研究者たち / image credit:R. Nial Bradshaw・かつて塩湖だった砂漠には1万年前まで人間が住んでいた
 かつてグレートソルトレイク砂漠は、西半球最大の塩湖である近くのグレートソルトレイクと同じような広大な塩湖だった。

 氷河期最後の気候変動のせいで、古代の湖がゆっくりと干上がり、水に溶けていた塩だけが残された。

 湖から乾燥した塩原へと移行する間、この地域は一時的に広大な湿地帯となり、1万年前まで人間が住んでいたという。

 この間に、完璧な幽霊の足跡ができる絶好の条件が整ったのだという。

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これら足跡がどれくらい古いものなのか、正確に割り出すために分析が続けられている。
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