雨が降ったときのみ現れる「幽霊の足跡」ユタ州の砂漠で1万年以上前の古代狩猟民族の足跡を発見 (1/6ページ)

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雨が降ったときのみ現れる「幽霊の足跡」ユタ州の砂漠で1万年以上前の古代狩猟民族の足跡を発見
雨が降ったときのみ現れる「幽霊の足跡」ユタ州の砂漠で1万年以上前の古代狩猟民族の足跡を発見

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image credit:R. Nial Bradshaw

 アメリカ、ユタ州の砂漠の塩原で謎めいた"幽霊の足跡"が発見された。

 "幽霊"などという不気味な名前の由来は、これが本当に幽霊の足跡だからではない。雨が降ると、足跡が目に見えるようになるが、太陽の下で乾くと、消えてしまうという不思議な現象があるからだ。

 この足跡は約1万年以上前の古代狩猟民族のものと考えられている。

・ユタ州の砂漠で偶然発見した88個の「幽霊の足跡」
 2022年7月初旬、ユタ州、グレートソルトレーク砂漠にあるヒル空軍基地で一時勤務していた考古学者らは、近くの遺跡に向かって車を走らせていたとき、偶然にこの足跡を発見した。

 最初は、数個の足跡しか見つからなかったが、地中レーダー(GPR)を使って周辺を調べたところ、成人から5歳ほどの子どもを含む88個の足跡が見つかった。

 GPRレーダーとは、地面に向けて電波を発射して、地表に埋もれている物体からの跳ね返りを探知し発見する技術だ。

 この幽霊の足跡は、少なくとも1万年ほど前、この地域がまだ広大な湿地帯だった頃に、人間が残したものだ。
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